おんさ

伝えたいことの1/3も伝わりません

DREAM BOYS 2016

もう季節もすっかり秋ですね〜〜〜〜〜

 

いや〜〜ドリボ今年も終わってしまいましたね……

寂しい…

 

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改めまして、DREAM BOYS千秋楽おめでとうございます。

 

かくいう私も素敵なご縁がありまして9月8日公演のドリボを観劇しに行きました!!

だからこのブログは割と観劇直後に書いてるものです。

舞台のネタバレはしたくない人間なので(ストーリーが変わった今年は特に!)、千秋楽を迎えてからアップすることにいたしました次第です。

 

いや〜〜〜今年のDREAM BOYSとっっっっても良かったね!!!!!!!!

後半が大幅変更されたストーリー、私はとても好きでした。

 

なんと言ってもチャンプの出番が増えたしね!!(笑)

去年までは2幕の序盤であっさり死んじゃってあんま出なくて寂しかったからw

 

こんな軽いことばっか言ってヘラヘラしてるんですが…

 

宮玉千のドリボが今年もあるって決定してから3人がしきりに言ってた

 

「今年のドリボはラストが衝撃的。こんな悲劇があっていいのか」

 

これはどういうことなんだろう…もしかしてユウタも死んでしまうのかな…?とか色々ラストを予想していたのですが、実際に見終わった直後の感想としては

 

「悲劇…??むしろ去年より明るい終わりかたじゃないか!?」

 

でした。

あくまでも直後に思ったことです。

 

今年の私的重要なドリボの大幅な変更点を挙げますと、

 

・ユウタを絶対的に信用しなくなったトシヤ

・ユウタを絶対的に信用するケント

・病室で死ぬのではなく最後のラストシーンでユウタとトシヤに看取られるケント

 

この3つかな〜って思います。まぁ細かく見るともっと色々あると思うのですが私も去年の1回しか見てないので曖昧です(笑)

 

まず

・ユウタを絶対的に信用しなくなったトシヤ

・ユウタを絶対的に信用するケント

これはけっこう驚いて印象に残ったことです。

去年まではずっとユウタのことを信じ続けて仲違いしてしまったケントとどうにかして昔のような関係と奔走するんだけど、まぁ大体の流れは今年も同じかもしれないけど、ケントとトシヤの立場が逆転というか、少し変わりましたよね。

 

トシヤはユウタが鉛の板を仕込んでいたことを信じてしまうし、ヤスイを刺してしまったのも信じてしまう。去年は絶対何かおかしい、ユウタはそんなこと絶対しないって言っていたトシヤと正反対で少し戸惑ったりしたのですが、でもドリボが始まった最初のシーンでトシヤが

「ボクシングを始めた2人とは距離ができてしまった」

と言ってたのを思い出すと今年のトシヤにも何も違和感はないなと勝手に腑に落ちました。逆にケントはずっとユウタとボクシングをしていた訳でトシヤとはまた違った関係をユウタとその分築いてきたと思うので。

 

ここからは私が千賀担ってこともあり、ケント寄りの考察?になってしまいますが…

 

この2人の立場逆転?を生み出したものがずばり

鉛の板

なんじゃないかと思っています。

 

去年までは、

ユウタとケントの試合後にユウタのグローブから鉛の板が見つかる

→ケント「ユウキ、ユウタを…恨むなよ……(バタッ)」

→その後ケントが目を覚ましたところではユウキにユウタとの思い出話だったりユウキを諭してその後トシヤにユウタを頼むとすがりついて思い出の歌を歌いながらなくなっていく

トシヤ「ケントーーーーーーーーーーーーーーーーー」

 

でも今年はちょっと違って、意識が戻ったところでユウタの弟(今年はカイト)を諭すところまでは変わらないんだけど、その後死んでしまうのではなくて、なんと少し生き延びます←言い方

ケント「俺がみんなに本当のことを伝えなきゃ」(ニュアンス)

こう言ってケントは点滴をぶち破って病院を出て行く…

 

そこでみんなに

 

ケント「あの鉛の板を入れたのはユウタじゃない。グローブに中に鉛の板は入っていなかったんだ。戦ったこの俺が一番わかってる。」

 

…このセリフ、すごく胸に響きませんか……………………!?!?!?!?!?

私は一回しか観劇できてないけど、ここのセリフ、すごくすごく印象に残っていて。

去年までのケントもきっとこの鉛の板のこと、みんなに伝えたかったんじゃないかなって。だからこその「ユウタを恨むなよ」ってセリフに繋がっていたと思うし、なのに伝えられず先に亡くなってしまうケントはすごく無念だったんだろうなと、去年のケントのことを思うと涙が出てきます←

だから今年のケントはみんなにしっかりユウタの無実を伝えることができて本当に良かったね…と思います。

ケントが伝える役目を担ったからこそのトシヤの設定(←言い方)なのかな〜とか、いろいろパズルをはめていくように穴埋めできる感じが今年のドリボの良かったところなだなぁと勝手に思っております。

 

そして

 

・病室で死ぬのではなく最後のラストシーンでユウタとトシヤに看取られるケント

 

う〜〜〜ん!!!!このドリボの最後の最後にケントの死を持ってくる演出、すっごく衝撃的だった。周りの誤解も解けてハッピーエンドに向かっていた矢先に本当の最後での3人のベンチのシーンからの3人で思い出の歌を歌い、これからの夢とか語り合っている仲で、満足そうに幸せに眠るように目を閉じて亡くなっていくケント……

トシヤはやっぱり「ケントーーーーー」って叫んで泣くんだけど、ユウタはすごく優しい顔してケントを抱えるこの2人の対照的な姿がまた良かった。

 

私はこのシーンが終わった後まだ少し物語続くのかなとか思ってしまったんだけど、そのまま挑戦者が始まったから

「ああ、本当にこれで終わりなんだ…チャンプの死を最後に持って行って終わりなんだ…」

ってすごくじんわりした気持ちになっていました。

そして去年もそうだったんだけど挑戦者の

 

一度限りなんだこの人生は 何もなくていいはずないだろう

右の拳をもう一度 天国のケントに高く打ち抜け 打ち抜け

 

もうここ号泣………………………………………

天国のケントに高く打ち抜けって歌詞がすごく胸に突き刺さる……………ちゃんとケントが生きていたっていう証がこの歌詞を聴くと感じられるから初めて聴いた去年からここの歌詞は私にとってドリボにおける大切なシーンでもあります。今年はケントが亡くなった直後だったから尚更ね。それに今年はカイトが最初挑戦者を歌っていたんだけど途中からユウタにバトンタッチしてこの部分をちゃんとユウタが歌ってくれて本当に良かったというか嬉しかった。

 

こんな感動しているのにすぐにショータイムが始まって超ノリノリの千賀くんが出てきてギャップに困惑するんだけどまぁかわいいからなんでもいいよね(←適当)

 

 

まぁこんな感じで今年のドリボは本当に後半からのストーリーが変わっていたんだけど私は今年の方が断然好きでした。

正直去年は話のトンチキさが気になって気になって全然話に入り込むことができなかった(笑)千賀くんはすごくすごくかっこよかったんだけどね!!!!

でも今年はトンチキさが解消されて(少し残ってたりするけどw)話に入り込むことができて集中して観ることができたのですごくよかった。

何よりケントの死を最後の最後に持ってきたジャニーさん凄いなと。いや、ケントが凄いのかな?

すごく頭の悪いことを言うけどケントが死んで終わるってすごくないですか?(何が)

 

今回の脚本はジャニーさんがキスマイの3人にもっと合うように書き換えたものって言っていたような気がするのですが、それはつまりジャニーさんはこれまで千賀くんが演じていたチャンプ(というか宮玉千の3人)を見て、何かを感じ取って(あまり調子の良すぎることを言うとうぬぼれとか叩かれそうだから濁すw)今回のこのラストにしたのかなぁとか勝手に都合よく考えてしまうのですが、真相はどうなんでしょうねぇ。知りたいものです。でもほんの少しでも私が思っていることが本当だったらこれ以上に宮玉千の3人にとって嬉しいことはないんじゃないかなと思う。ていうか私自身が本当に嬉しい気持ちになっている。

 

私はドリボは去年と今年しか見てないから、今までにも大幅なストーリー変更があったのかとか全然知らないし(JETは除く)、そんな分かったようなことは言える立場ではないけれど、少なくとも玉森座長のドリボを通してこういったストーリーの改変があったことは歴史的なことだと思うし、誇らしいことなんじゃないかと思う。キスマイの3人にしかできない結末というかなんというか…

 

で、冒頭に言っていたことに話を戻すんですが、

 

宮玉千「今年のドリボはラストが衝撃的。こんな悲劇があっていいのか」

 

私(観劇直後)「悲劇…??むしろ去年より明るい終わりかたじゃないか!?」

 

こんなこと思っていたのですが、帰りの電車の中でこのラストのことぐるぐるぐるぐる考えていたら、

 

「はっ…!!ケントが死ぬ理由が見つからない…!!」

 

ということに気づきました(遅)

去年まではケントは死んだ後に、天国に迷い込んだユウタと出会って心臓の悪いユウタの弟のために

 

川 ΦeΦ)| っ□ 俺の心臓あげる

 

という謎すぎるやり取りがあって、でもまぁそれによってユウタの弟はケントの心臓をもらって病気を克服することができた、みたいなストーリーだったと思うんですが、今年はなぜかいつの間にかユウタの弟は手術をしてそのまま元気になっているんですよね。(どこから手術代出たんやねん、リカさんの伝手か?とか余計な思考は置いといて…)だから今年のストーリーだったらケントが死ぬ必要なんてどこにもなかった…はず……別に生きて3人で明るい未来に向かっていくっていうラストだって全然何も違和感はなかったはず…

 

周りの誤解が全部解けてめでたしめでたしってなっている中で、1人先に逝ってしまうというのは去年とはまた違った無念をケントは感じていただろうなって悲しくなる。死ぬ必要なんてどこにもないのに!!!!!!!

 

といったやり場のない気持ちを友達にぶつけていたら(迷惑)

 

「誰かの身体の中でも生き続けられないケント悲しすぎる」

 

って言ってくれて、さらに悲しくなってやっぱり今年のドリボは悲劇だ!!!!って改めて思って3人がしきりに言っていた「悲劇」ってこういうことなのかなって勝手に解釈して感慨に浸っていました…。でも身体の中では生き続けられないけどみんなの心の中には生き続けるよねっ!!

なんてポエミーなことを思ってみる。

鉛の板は入ってなかったってみんなに伝えて誤解を解いたくれたケントはもう英雄だよね…(引きずる)

 

今年のドリボは去年より話のトンチキさがうんと減って本当に話に入り込めやすかった。ユウタを絶対的に信じてくれるケント、っていう設定がしっかりしていたから去年少し違和感だった1幕と2幕でのケントの性格の変わりようがそんな気にならなかったし、ユウタを信じられなくなったトシヤにも違和感は感じなくて、とにかくスッと入れた。

何より去年涙目にもならなかった私が今年は泣いてしまったし、ドリボは1回入れれば十分って思っていたのに、今年はまた入りたい〜〜〜〜〜ってなったのがいかに今年のドリボが素敵だったかっていう証ですよね。本当に入りたかったなぁ〜〜(しみじみ)

 

また来年もやってくれれば嬉しいんだけど、やっぱり可能性は低いですよね…でも「キスマイの3人のドリボ」っていう大きな足跡を残すことはできたと思うからそれは嬉しいなぁ〜〜でもやっぱりやってほしい〜〜ていうか今年はこんなラストにして来年キャストがもし変わったらどんな話にするつもりなんだい…また来年もやってくれれば嬉しいんだけど…

(以下無限ループ)

 

悲劇だけど儚くて美しいドリボでした。

 

だらだらと長くなりましたが、

今年のドリボ、本当に良かった!!

の一言に尽きます。

 

玉森座長、みやっち、千賀くん、海人くん、らぶとぅん、はいはいじぇっと、紫吹淳さん、鳳蘭さん、本当に1ヶ月間お疲れ様でした。素敵な舞台をありがとうございました。

 

来年もやってくれえええええええ(大声)

 

〜完〜